WindowsのiSCSIイニシエータでお手軽につかえるiSCSIターゲットを構築してみます。自分用のメモなのでちょっと雑ですが…

これを使うとストレージサーバー的なものが構築でき、そのサーバーに接続できるネットワーク内にいる限り、設定したサーバー上のストレージ領域を1つのHDDドライブであるかのように使うことができます。

Windows以外のOSでもiSCSIイニシエータを設定して接続可能です。

今回は今HOTなLinux Mintを用いました。バージョンは12。

まず、今回はストレージとして、/dev/sdb1を/media/sdb1へマウントしました。

WindowsからアクセスするのでNTFSフォーマットのパーティションにしてあります。

以下のコマンドを使用しました。

sudo mkdir /media/sdb1

sudo mount -t ntfs -o iocharset=shift-jis,umask=0222 /dev/sdb1 /media/sdb1

次にiscsiターゲットをインストール。以下のコマンドを実行します。

sudo apt-get install iscsitarget iscsi-dkms

 

テキストエディタで、ietd.confにiSCSIターゲットの情報を入力します。

sudo emacs /etc/iet/ietd.conf

ターゲットのIDを、IQNとよばれる記法で標記していきます。使用するストレージも設定します。

以下の記述をエディタにより追加しました。

Target iqn.2013-03.jp.buu:storage.disk1.sv1.mint
Lun 0 Path=/dev/sdb1,Type=fileio

最後に以下のコマンドを実行して、iSCSIターゲットを再起動すれば完了。

sudo service iscsitarget restart

WindowsのiSCSIイニシエータ等からストレージを利用する設定が行えます。

設定が完了すれば、iSCSIターゲットに接続できるネットワークにいるかぎり、ローカルのディスクと同じように使用できるはず。